CG・3DCGの動画制作費用の相場は?コストを抑える方法も解説
今回の記事は、これから動画制作をプロに依頼したいと考えている人向けに、動画制作費用を抑える方法を紹介します。初めてサービスを利用する人は、動画制作の相場が分からなくて困っているでしょう。動画制作依頼を個人のクリエイターか、それとも業者か迷っている人は、ぜひ最後までご覧ください。
CG・3DCG動画の制作工程
動画制作は、主に3つのメイン工程があるため、順番に紹介します。
モデリング
こちらで制作するものはキャラクターや物質です。専用のソフトウェアを使用して制作しますが、制作工程のほとんどの時間を費やすようになります。
もし依頼する場合は、形を作るだけではなく、キャラクターや物質の質感を出すための制作や、アニメ―ションの制作を通じて動きを出すことも可能です。それぞれ専門の担当者が在籍しているため、気軽に相談しましょう。
レンダリング
モデリングの後は、CGを静止画や動画に出力する作業をします。枚数やカット数により費用が変動するようになっています。
レタッチ
出力したデータを手直しすることを指します。質感やライティングに違和感がある場合がほとんどなので、修正作業に入ります。
CG・3DCG技術を使った動画の制作費と相場
ここからは、動画制作費用の内訳を解説します。
動画制作費用はどのくらいかかるの?
平均相場として、1分あたり120万円以上かかります。コンテンツや制作会社によって異なりますが、ある程度の費用が発生すると考えておきましょう。注意点として、品質が金額になるわけではありません。
動画の制作に携わったクリエイターやスタッフの人数だけではなく、技術力も価格として反映されているのが特徴です。そのため、同じ動画制作を依頼した場合でも、担当したクリエイターやスタッフにより価格が異なる場合があります。
少しでも費用を抑えたいときは、3DCGではなく2DCGの制作を依頼するなどして、工程を少なくするようにしましょう。
費用の考え方
内訳について理解しておくとよいでしょう。業者に見積もりを依頼したときに、動画制作一式というようにざっくりとした見積書では内訳が分かりません。そのようなときは、内訳を記載してもらいましょう。
クリエイターやスタッフの人件費、コンピューターの使用料金などの内訳が記載されるでしょう。そのなかでも一番費用が発生しているのが人件費です。できる限り費用を抑えたいときは、動画の長さを短縮するなどして、作業工数を減らせるように工夫しましょう。
そのほかの費用
直接動画の制作に携わっていませんが、営業やディレクターなどの人件費も上乗せされています。ディレクターは打ち合わせの人件費として、営業は営業活動中の人件費として、それぞれ計上されます。
また、納期が短い場合は、休日出勤や残業などが発生している可能性があります。そのため追加費用を請求されることがあります。
動画制作を依頼する際の注意点
ここからは、動画制作を依頼するときの3つの注意点を紹介します。
料金の相場を理解しておく
依頼者側でもある程度のことは事前に調べておきましょう。まったく料金の相場が分かっていないと、相場よりも高い費用で依頼することになります。
また、個人のクリエイターに依頼するときの料金と、業者に依頼するときの料金がほぼ同額だった場合は、業者に依頼することをおすすめします。
理由は、納期を確実に守ってくれるうえに、セキュリティ対策が万全で、高品質の動画を提出してくれる可能性が高いからです。とくに、ビジネスで使用する動画は業者に依頼するようにします。
余分な費用が発生しないようにする
できる限り費用を抑えてサービスを利用しましょう。そのためには納期に余裕を持ちましょう。納期が短い場合は、余計な人件費が発生してしまいます。
また、仕様の変更や修正が続くと、追加費用が発生する可能性があります。打ち合わせのときにディレクターやクリエイターと、イメージを擦り合わせておきましょう。
動画の品質と効果にこだわる
動画の品質が良くないと、動画を視聴してもらえません。動画を視聴してもらうのが目的なので、あくまで品質と効果にこだわりましょう。
視聴回数を集計できる場合はデータ化して、どの時間帯にどの程度の人が視聴しているのか記録として保存して活用するようにします。
CG・3DCG動画を安く制作する方法とは
最後に、安く制作する方法を紹介します。
海外の制作会社に依頼する
国内で発注するよりも海外で発注するほうが費用を抑えられます。通常の1/2~1/3程度となっています。
近年は海外のクリエイターやスタッフの人件費が高騰しているため、これまでのように安く発注できなくなっていますが、それでも国内で発注するよりもお得です。
まとめ
近年では、ホームページやサイトなどに動画が掲載されているのが一般的になってきました。その一方で、誰でも簡単に動画制作ができるようになっているため、クオリティが低い動画も散見されるようになっています。
動画を制作するときにこだわるべきポイントは、品質と効果です。動画を視聴してもらわないと意味がないため、個人のクリエイターに依頼する場合は、能力と実績を確認するようにしましょう。